奄美は元気、なんですが….

 ニュースではうれしいニュースが流れていました。
asahi.com:奄美のマングローブ、雨にも負けず 青い「宝石」輝く
 あれだけの濁流の中で、こんな小さなミナミコメツキガニが耐えていたんですね。逞しい!

 しかし、こんなニュースも流れていました。
asahi.com:奄美豪雨、生態系も悲鳴 サンゴに泥 濁流、希少種飲む
 確かに住用川の本流は濁流にえぐられて大変なことになっているようで、地元新聞でも報じられていました。
 でも、リュウキュウアユに関しては地元新聞に予想よりも産卵場所が破壊されていないという報道もありましたし、サンゴに関しても島全体がやられてしまったわけではなく、記事にも名前が出ている興さんのブログ「奄美大島★撮影日記」を見ていただければ、大丈夫なところもあることがわかっていただけると思います。

 さらには、今日見つけたこんな記事もありました。
西日本新聞:マングローブ林がはんらん誘発? 奄美豪雨時の住用川
 ちょっと短絡過ぎませんかね。マングローブがはんらんを”誘発”というのは。
 これが自然の川で氾濫を招いているのならまだしも、上流にはダムがあり、河川工事や周囲の森林の過去の伐採など色んな人為的要因もあるはずです。
 慎重に調査・対応しないと、安易な工事を増やすばかりになってしまうんじゃないかと危惧しています。

 ここ数日、こういったテレビやネット上の新聞の報道で、まるで島全体が壊滅的なダメージを受けたと心配しての問い合わせが続いています。
 中には”大島紬の泥田がすべて流されて、泥染めができるようになるには10年ぐらいかかる”というような、とんでもない話しも聞こえてきました。ちなみに泥染めの泥田が流されたところはほんの一部で、大島紬村をはじめ、ほとんどは以前と同様に利用できます。

 まだ避難所生活をしている方もいるので、諸手を上げて”奄美は元気です!”というのも、どうかと思ったりはするのですが、奄美大島のどこに行っても報道されたような悲惨な状況になっているわけではありません。そんな小さな島ではありません。
 被害を免れた場所や人々はなんとか元の生活を取り戻そうとがんばっています。
 金作原原生林などのように現地への林道の状態や現地での散策道に一部制限がかかっているところもありますが、ほとんどのところは以前と変わらず楽しんでいただくことができます。
 被災された方々への義援金などの支援も継続をお願いすると同時に、元の島の生活を取り戻そうとがんばっていることもご理解下さい。
(ん~、うまくまとめられません。すいません。)

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これまでのコメント

  1. taka より:

    千葉県在住です。
    父は住用村、母は名瀬、出身の、血が流れる私です。
    安全エリアから、コメントすること、
    すごく、悩みました。
    でも、私は、離れていても、やはり奄美人。
    生まれ育った訳ではないけど、奄美がふるさとです。
    マングローブが、こんな言われ方をして、かかれて、
    物凄く、悔しく、悲しいです。
    マングローブは、ずっと、ずっと、ずっと
    しまを護ってきてくれていたのに・・・。
    知らない人に、新聞に あんな書き方をされ、
    私は、とても とても やるせないです。
    私の他界した祖母は、かつて、住用のキョンコで、みそぎを受けたノロ。
    祖母が、生きていてくれたら・・と思います。
    でも、
    今、私が生きているから。

  2. mizuma より:

    今朝の地元紙・奄美新聞でも西日本新聞の記事について触れていました。
    シマの人はちゃんと見てますよ。きっと大丈夫です。

  3. 斎藤徹 より:

     記事を引用していただいた者です。ありがとうございます。
     10月20日の豪雨の際はお互いに大変でしたね。私は何とか21日朝に徒歩や同乗させてもらった車で住用を脱出しました。お怪我がなくてなによりでした。
     豪雨被害については、観光業の立場からすると触れてほしくない部分もあるかと思いますが、報道機関としては被害状況もきちんとありのままを報道するのが責務と考えておりますのでご理解をお願いします(大島全域がダメージを受けたとは記事では書いていません)。
     ちなみにリュウキュウアユ調査は役勝川での調査であり、被害が甚大だった住用川の調査はこれからのようです。数は半減したものの産卵場所は大丈夫だったという報告ですが、同じことが住用川にも言えるかはまだわかりません。いずれにしても心配なのは、今後、行政が「洪水を防ぐために住用川も大規模改修工事をしなくてはならない」という声を上げはしないかというものです。事実に基づいた冷静な検証が必要になってくると思います。
     西日本新聞の記事は島外の記者がちょっと来て書いただけの論外の記事だと私も思いますが、こういう記事を利用して行政が何かしかけてくる可能性があります。そうならないよう、地元の自然保護団体もしっかり声を上げてくださるようお願いします。

  4. mizuma より:

    コメントありがとうございます。
    新聞記事を紹介しながら、私個人としてもどこまで被害の状況を伝えていいのか、”元気です!”と言っていいのか悩ましいところです。
    ご指摘のように河川やマングローブ等の改修工事については慎重に検討する必要がありますね。注意していきたいと思いますが、お気づきの点がありましたら、またご指摘をお願いします。

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