シマ

 奄美で、”シマ”というのは集落を意味します。

語源

 以下の2つの説がよく言われます。

山に囲まれて海に面しているから
 集落を深い山で囲まれて海に面している場所が集落となっているので、陸上交通が便利になる前は舟での往来が中心だったため、集落が”島”のように見えるため。
共同体の共通のエリア
 厳しい自然環境の中にあって集落は1つの共同体として協力していかなければならず、その共同体の共通のエリア(なわばり)として。

 また、「地名を歩く 改訂増補 奄美・沖縄の人・神・自然」*1によると以下の説もあります。

 ”シマ”の語源は”住居”(スマイ)で、イが略されてスマ→シマ。
 一方、住居が定着して集まって群居(ムライ)から転じてムラ。
 実際、沖縄では村落単位の行事などが頭に必ずムラがつくようです。
 ここでの村落というのは今の行政区分ではなくて集落が複数集まってといったところでしょうか。

 例えば、龍郷町秋名地区、秋名と幾里とあと複数のシマがあって、秋名地区全体がムラといった感じだと思います。

 この村(ムラ)は後に行政区分では”字(アザ)”となっています。

 現在の村(ソン)は昔の行政区分である間切に相当する区分で、あくまでも行政側の用語としてで、ムラと区別するためにソンと呼ぶようになったようです。
 そのため大和村(ヤマトソン)宇検村(ウケンソン)住用村(スミヨウソン)なのでしょう。


*1 南島地名研究センター編著・ボーダーインク刊
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Last-modified: 2008-05-02 (金) 11:17:06 (4316d)