町議会一般質問

 3月10日から行われた瀬戸内町議会の一般質問のテープ起こしが「~加計呂麻の自然を守ろう~森林伐採に反対する加計呂麻住民の会」(以下、住民の会)の方を中心に行われて、ブログにアップされています。

瀬戸内町議会一般質問の要約・その1(3月10日分)

 上記記事には林健二議員と安和弘議員の質問の要約と詳細へのリンクがあります。
 関心のある方は是非ご覧下さい。
 安議員の質問内容について何点か指摘します。

一般質問より

加計呂麻のパルプが盛んに切り出されていた頃私よく覚えております。まだ、私も確かに十代の頃でしたが、あの頃はホントに盛んにパルプは切り出され、本島側でもやってましたが、あの頃確かに水が満々と川に流れてましたし、今で言う赤土の汚染もさほどなかったのではないのかな、という思いはしております。

私自身見たわけではありません。しかし、以下の記事をご覧になると”赤土の汚染もさほどなかった”と言えないでしょう。
旅、島、ときどき、不思議:加計呂麻島の海が、再びこんな風にならないといいのだが

一般質問より

正にこの加計呂麻の本当の悲哀というものを知っているのは、加計呂麻に住んでらした今のお年寄りの方々。そして加計呂麻を後にして内地の方へ出稼ぎに行った人たち。この人たちが本当に加計呂麻の悲哀を知っているのであります。

 では、加計呂麻島に憧れてなんども足を運んでくれている人たち、加計呂麻島を遠く離れて暮らしている出身者が今の加計呂麻にどんな想いをもっているのか知っているんでしょうか。
 例えば、今日の「新生大島新聞」の”加計呂痲島の森林伐採問題(6) ”ではこんな話が紹介されています。

 加計呂痲島の森林伐採問題は日増しに反対の声が大きくなっているようだ。私の知り合いに加計呂痲出身で、本土で事業の成功して、たくさんの財産を築き、現在はふるさとの加計呂痲に戻って悠々自適の生活をしている人がいる。

 その方は東京奄美会でも活躍して、瀬戸内町関係者の人からも尊敬を集めて良く知られた方である。その方がふるさとに戻って、美しい自然の中で気持のよい生活をしている時に、それを壊そうという動きを知って、怒り心頭になっているという。

 加計呂痲出身で東京で活躍している人は、ほとんどが同じ気持ちのようだ。ふるさとを後にして、遠く離れた都会で精励恪勤して、ひとかどの人になった人達は加計呂痲の素晴らしさに気づいて、これを守るべきだという考えに達するのである。そういう人達は、成功してから物心両面からふるさとに恩返しをしていく。

一般質問より

1月29日、チップ工場設立の説明会が瀬相でもたれたと聞いております。その翌日が土曜日で日曜をはさんだ月曜日には早速反対の旨の要望が町に提出されたと写真入りで新聞の報道がありました。何か報道機関を同道して出向いた感があり、ぞっとするものを覚えました。
我々議会が、何も知らないうちにあれよあれよと言う間に3度も4度も5度も新聞紙上を賑わし、町民からどうなっているんだと聞かれた時返事のしようもなく、ある意味で憤りを感じました。
2月18日の奄美新聞紙上にIターン者を中心にした署名活動という事が報じられていましたが、長い歴史の中で加計呂麻と苦楽を共にして来た従来の加計呂麻の人たち、人口が4か町村合併当時の10分の1になった今も、必死に耐えて来たこの方たち、の気持ちもこの署名活動の方達と同じ気持ちなのでありましょうかと、いう疑問は私は持っております。

反対署名活動の中心となっているのは加計呂麻島の住人の方たちであり、島民の7割近い反対署名というのを把握してるんでしょうか。わざわざ”Iターン者を中心に”というところが意図しているのは何でしょうか。
一般質問より

ただ、インターネットの事を悪く言いたくありませんが、私はあの扱い方知りません。ですから私は娘や息子たちが聞かせます。またチップ工場が出てたよ。内地からまたチップの反対しようねとまた内地からきとったよ。いいとか悪いとかの問題じゃなく、使う人の質の問題だと思っております。折角大事な文明の利器ですから、いい方に使って頂きたい。思います。

 この後、無我利道場の話を引き合いに出していますが、”内地からまたチップの反対しようねとまた内地からきとったよ”ということを無我利道場の時と同じだとアピールしてるんでしょうか。
 今回の反対運動のために押しかけてきている人は、私が把握しているだけですが、いないと思います。
 ネットで反対の意思を表明するに十分な資料を見ることができますから。
 そのネットも”折角大事な文明の利器ですから、いい方に使って頂きたい。”ということは悪い方に使っているという認識なんでしょうね。この議員さんは。

 「住民の会」の方々もそうですし、私もそういう考えですが、なにがなんでも反対の署名をして下さいというつもりはありません。
 まずは事実を知って、チップ工場が出来、伐採が行われたとしたら加計呂麻がどうなってしまうのか。暮らし、仕事、観光、そして将来。色んな面で考えて欲しいということです。
 その上で意思表示をすればいいと思います。

 知ることができず、いつの間にか決まってたからしょうがないかという、これまでの島の暮らしだったかもしれませんが、ネットのおかげで色んな事が個人でも知ることができます。そして考えて意思表示することができるのが今です。

 住民の会の方々と協力者の方々のおかげで11日の一般質問も近日中にアップされると思います。

 追加情報として伐採予定民有林には呑之浦の住所がほとんどです。島尾敏雄文学碑から見える山々が伐採されてしまったら。悲しい風景になってしまいますよね。

Send to Kindle

「アースデイ鹿児島2010」

 2010/4/17(土),18(日)に「アースデイ鹿児島2010」@テンパークというイベントがあるようです。
 検索してみたところ「アースデイ」というのは4月22日を「地球の日」として毎年この期間には世界各地で持続可能な社会を表現する、自由なイベントやアクションが行われているそうです。
 日本の「地球の日」のサイトはこちら(http://www.earthday.jp/)です。
 しかしながら各地のイベントはそれぞれで告知をしているようで、鹿児島の主催者からのネット上の告知は見当たりません。
 唯一、今年の内容についてはMBCのサイトにありました。
MBCラジオ:SOUND EX:2010/4/17 sat – 18 sun 「アースデイ鹿児島2010」@テンパーク

■4月17日 11:00 – 22:00 / 18日 10:00 – 16:00
◆入場無料 雨天決行
<ブース>情報ブース・ショップブース・フードブース
<ステージ>ライブパフォーマンス・ショップインフォ+活動インタビュー
<フォーラム>「エネルギー問題」、「環境と農と食」、「ライフスタイル」

 ”テンパーク”というのもどこかわからないし・・・天文館にあるんですかね。ググったのですが、今ひとつわかりません。
 アースデイ鹿児島のサイトはこちらです。残念ながらトップページは2009年のものですが、企画書がPDFで公開されているようです。

 加計呂麻島の伐採問題について、知ってもらう、署名を集めるいい場所かなという連絡があったためです。

 ご存知の方、コメントにてお願いします。
 

Send to Kindle

黄砂

 朝から島はすっぽりと黄砂に包まれてます。
 お昼になってもすっきりしない空でおがみ山から見る名瀬の市街地もご覧の通り。

送信者 島内めぐり

 この黄砂は明日まで残りそうです。
 なんか街中は大島高校のグランドで風に土ぼこりがたったときのようなホコリっぽい感じです。

Send to Kindle

加計呂麻島・瀬武集落へ行ってきました

 先日の休日に加計呂麻島へ行ってきました。ツアーで行くとどうしても自由時間がとれないので、工場予定地の瀬武を見たかったのと住民の会の方々に会ってお話を聞きたかったのです。
 加計呂麻島は新緑がさらに進み、立ち枯れしたリュウキュウマツは枝が落ち始めていて、照葉樹の新芽に飲み込まれつつあるようにも見えました。
 早速、瀬武集落へ行ってみると、元々リュウキュウマツが無かったのか、それとも西からマツクイムシの被害が進んだので既に立ち枯れしたマツは消えたのか、いずれにしても立ち枯れのマツが不思議なほどに見当たらないのが印象的でした。

 山道を下り瀬武集落に入るとすぐ、山裾が削られブルーシートが掛けられたところがありました。その奥が工場予定地だそうです。となりの草原は元は田んぼだったところで、地盤が弱く工場は建られないそうです。
 写真はそこを少し通り過ぎたところから振り返ったところ。

送信者 加計呂麻島・瀬武

 工場予定地から続く森はご覧のようにコンモリと照葉樹の森が続きます。

送信者 加計呂麻島・瀬武

続く集落の真後ろの森もご覧のような景色が続きます。

送信者 加計呂麻島・瀬武

桟橋には工場の機材と思われるものがブルーシートを掛けられて置いてありました。

送信者 加計呂麻島・瀬武

 先の写真のとなりに置いてあった機材です。

送信者 加計呂麻島・瀬武

 集落裏の森の新緑がきれいです。
 この写真の右手のこんもりとしたところは神山らしく最近整備された階段ができていました。
 神社があり、境内のリュウキュウマツはマツクイムシ対策の薬剤を注入したあとがありました。

 午後から住民の会の方々やネットで情報交換をしている方々とお話をしましたが、やはりお会いして話さないとわからないことがたくさんありました。
 まだ公開できない情報もありますので、書けませんが、近日中には議会での答弁や資料が明らかになってくると思います。

Send to Kindle

浦上青年団の活きた八月踊り

昨日はNPO法人ディ!が主催する”奄美伝統文か体験ツーリズム「シマ唄・八月踊り 体験モニターツアー」”にガイドとして1日同行しました。

松元良作くんに唄者としてお願いして、製糖工場見学や長雲峠でシマ唄を聞いたり、染め体験をしたりと、シマ唄に関わるものを中心に体験ツアーです。

しかし、圧巻だったのは夕方に体験してもらった浦上青年団による八月踊り。

八月踊りを続けている集落でも「青年団」といいながら、結構年配者が多かったり、20・30代が中心でも、リーダーは年配者の場合が多いのです。

八月踊りについて簡単に説明すると、集落によって違いはありますが、たいていが男女の2組に別れ、男性陣と女性陣が唄の掛け合いをします。
掛け合いですから、相手がどんな歌詞かで返事の歌詞も変わっていきます。
団体でやるのですが、男女共にリーダーとなる一人が次の歌詞を決めて、唄い出し、他のメンバーは唄い出しを聞いて同じ歌詞を一緒に唄うわけですから、リーダー次第で掛け合いが成り立つかどうか決まるのです。

ところが浦上青年団は35歳までと決まっていて、この世代だけで八月踊りをやっているわけです。こういうのは今残っている集落はどれぐらいあるんでしょうか。私は他に例を知りません。笠利の集落にはあるのかな。

さらに懇親会の後はお決まりで六調でみんな踊って盛り上がるのですが、これも度肝を抜かれました。

チヂンがリズムを刻み出し、三味線が鳴り出して、さぁ誰が唄うのかと思いきや、なんと踊っている青年団全員で六調を唄い出しました。すごい迫力です。

町内会の広報のために撮影に来ていた年配の方や懇親会の時にメンバーに話を聞きましたが、小さい頃から参加していて高校生になると大人と同じように参加するとのこと。高校を卒業するとどうしても一度はシマを離れるけど、”シマに帰って来たい”という思いと場所を守っていきたいとのことでした。素晴らしい!

毎年、奄美まつりでは特別に盛り上がっている浦上地区です。今年も注目ですね。

Send to Kindle

湯湾岳の新緑はもうすぐ

昨日の寒い強風はようやく止み、日差しがさすと暖かい日となりました。

久々に湯湾岳へと行きましたが、住用のモダマの根元近くではウジルカンダが既に咲き始めています。(ブログ「シマ巡り」)

湯湾岳の新緑は宇検村側の七合目の展望台近くまで上がってきていました。あと半月ぐらいで新緑に覆われるでしょう。山頂の展望台から見下ろした大和村側には伐採のあとが痛々しいですが、ここにも新緑がゆっくりと傷跡を覆ってきています。で

加計呂麻島の伐採問題ですが、瀬戸内町議会がはじまり、新聞記事でも議会の様子が連日報じられています。「徒然なる奄美」さんのブログに今日の新聞記事が掲載されています。

Twitter上では今日の議会の様子から新事実も伝えられていますが、まだ確認がとれていないので掲載しません。しかし、誘致促進にあたってはやはりおかしな話があったようです。

Twitterに関しては「ビジネス・ツイッター」という本がお勧めですので、「道具箱」で記事を書きました。関心のある方はご覧下さい。

Send to Kindle

あまみ庵が一時閉店、縮小へ

奄美の郷土誌専門店、「あまみ庵」が閉店というニュースをTwitterで見てビックリ。見落としていましたが、新聞広告が出ていたようです。

送信者 島内めぐり

ホームページを見ると、店舗縮小のために一時閉店。
そのための閉店セールのようです。
現在は写真の1階にある郷土誌コーナーを縮小して2階のコミック・ゲーム等のコーナーも縮小してまとめるそうです。
そのために特売セールをやっています。掘り出しものがあるかもしれませんよ。 more

Send to Kindle

パシフィックビーナス寄港

昨夜からの雨が続く予報でしたが、朝になると雨もあがり薄曇りのお天気となりました。
午前中は今朝寄港したパシフィックビーナスのお客さん30名を金作原へご案内。
パシフィックビーナス、何度見てもやっぱりでかいです。

送信者 島内めぐり

今度は飛鳥2も寄港予定ですが、さらにでかいですよ。

森の中は気温の上昇とともに蒸発していく昨夜の雨水が霧のように包んでいました。
昨日の屋久島は土砂降りだったそうで、この後、沖縄・本部、そして座間味でホエールウォッチングと10日ほどのクルージングだそうです。
夕方6時の出港前、5時からお見送りセレモニーも行われます。お近くの方はどうぞ。

Send to Kindle

「住民の会」サイトオープン

タイトルでは縮めましたが、「~加計呂麻の自然を守ろう~森林伐採に反対する加計呂麻住民の会」のサイトが開設されました。
http://savekakeroma.net/

この中の「これまでの経緯」で初めて知ったのですが、町民各戸に配付される政務報告書に、今回のチップ工場問題と関連があるのではないかと思われる部分として、なんと昨年の2月にチップ審議会という記述があったようです。

継続してsavekakeroma@ウィキでも、島外で署名できるお店の情報などを掲載しています。

第2次署名提出が2月28日に締め切られ、提出に向けて準備中、署名数なども上記「住民の会」のサイトやブログに掲載されると思いますが、継続して署名のご協力をお願いします。

今回の問題で感じたことを少し。

more

Send to Kindle

シマを活性化して…どうなりたい?

昨夜はツアー参加者を今日の午後に金作原へご案内する関係もあったので、「ソーシャルビジネス・モニターツアー」のブレインストーミングと交流会に参加してきました。

「ソーシャルビジネス」っちば、何?という状態での参加でしたが、なかなか面白いお話を聞く事ができました。

遅れ馳せながら「ソーシャルビジネス」について調べると、こういうことのようです。

ブレインストーミングの中でツアー参加者の方から”どれぐらい活性化して、どうなりたいんですか?”とうい問いかけがあり、地元からも意見がでましたが、確かに一番基本の部分ですね。屋久島みたいに金作原に行列ができるぐらいがいいのか、あまり多くの人には来て欲しくないのか、どれぐらい所得が増えて、それでどうしたいのか。

今日も考えていたのですが、たまたまネットで面白い話を見つけました。
シマらしい暮らしが維持できるぐらい活性化してくれれば、というところでしょうか。

みなさんは人生についてどう思いますか?

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚を とってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっ と漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、
「日 が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクール でMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、
漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と 増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を 入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、 ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
き みはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらい かかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? そのときは本当にす ごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そ うしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエ スタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

Send to Kindle

オリオンツアー

アーカイブ

カテゴリー

し~ま


▲このページのTOPへ