
先日、湯湾岳コースへ行ってきました。
梅雨明けしたんじゃないかという快晴だったのですが、湯湾岳山頂は残念ながら霧というか雲の中で視界はあまりよくありませんでした。
国道沿いでは満開、金作原原生林では咲き始めているイジュも、まだまだ蕾でした。満開は1ヶ月後かな?
そんな中、山頂、展望台近くではアマミフユイチゴが開花していました。奄美大島では湯湾岳、徳之島では井之川岳に稀にあるそうです。(「琉球弧の樹木」により)葉っぱはホウロクイチゴに似ていますが、葉っぱが小さくて地這しています。

大和村、大棚集落手前からマテリヤの滝、湯湾岳へ向かう林道途中には大雨で崩落した箇所が修復されて見晴らしがいい場所があります。こちらは梅雨明けのような景色でヤンバルアワブキの王冠のような花(写真の左上の明るい緑色の部分です)が咲いていました。ヤンバルと名前にありますが、山口、対馬、大分、熊本にも分布しているそうです。

大和浜を望む方向とは反対側には、コモウセンゴケの群落があり、かなり前から蕾は確認していたのですが、ようやく可愛い花が開花していました。

湯湾岳の9合目(大和村側の木道入口)から山を下って、今里集落の上につながる林道へ合流して大棚集落方面へ戻ろうとすると、渓流にかかった橋の上にハブがいました。
昼間にハブに出会うというのはなかなか無いのですが、さらには巨大で2m近くでしょうか。頭も大きく、胴回りも太いです。車で通りがかったので、窓を開けて撮影しましたが、あまりにも大きくて、しかも動かないので、思わずドアを開けて近づこうかと思ったら、舌をペロペロと出して、周りをうかがってます。
車を少し動かして坂を下って熱をもっているタイヤが近づくと、すかさず攻撃態勢(S字状に体をたたんで首を持ち上げます)になり、しばらくすると、橋の下へとすばやく去っていきました。
春と秋がハブが活発に動くそうなんですが、これだけの大きなハブはなかなかお目にかかれません。
湯湾岳の主(ヌシ)なのかも。
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