
6月以来に湯湾岳コースへ3名のお客様をご案内してきました。
湯湾岳の9合目、木道の入口近くでは久しぶりにナンバンギセルの花が咲いていました。全国に分布してススキに寄生する植物、秋を代表する花です。
以前は金作原探検コースの散策路沿いでも見れたのですが、道路沿いの樹勢が回復してきてススキが少なくなってきているためでしょうが、最近は姿を見ていませんでした。

奄美野生生物保護センターを見学した後に湯湾岳に向かって海沿いの県道から山道を登ると、標高100mあたりから、これも秋を代表する花、サキシマフヨウの白い花が目立ちます。
写真は奄美野生生物保護センターのある大和村大和浜集落を見下ろすポイント、標高300mほどです。右下の木に咲いている白い花がサキシマフヨウです。

大和村に入ってすぐ、宮古崎手前の国直サンセットパークから思勝湾を見渡した時には快晴だったのですが、山道を上っていくと少しずつ白くガスがかかったようになり、展望台からは白く霞んでしまいました。
湯湾岳の木道を歩いていると、オオシマゼミの声に混じって、アカヒゲの鳴き声が聞こえてきました。金作原原生林でも涼しい日には鳴き始めています。
ただ、不思議なのは金作原の林道にはたくさんいるオオジョロウグモがまったく見当たりません。かろうじてコガネグモはいたのですが。
樹高が低くて密集しているためでしょうか。でも、フォレストポリスから今里への林道の途中から湯湾岳に登る林道に入ると、まだ樹高はある程度の高さがあるのですが、とたんに見かけなくなったんですよね。不思議だ。
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