冊子:島唄から学ぶ奄美のことば

 昨夜、「かずみ」で知り合いからいただきました。

送信者 シマ巡り2011-1

 奄美群島広域事務組合が事務局となっている「かごしま地域文化創造事業奄美地区実行委員会」が発行したCD付の冊子です。
 部数限定で図書館や小中学校向けに配布されているそうですが、1部分けていただきました。
 図書館や学校で閲覧してくださいとのことでしたが、奄美群島広域事務組合のホームページにもPDF版を準備中のようです。入手できない方はこちらをご利用下さい。
 また、電話で問い合わせたところ、部数に限りがありますが、電話でご連絡いただければもらえるそうです。

 内容もなかなかよくて、大人にも奄美島唄入門の本としてオススメできます。

 小学校高学年以上を対象とした、奄美群島の島唄(本来はシマ唄と表記したいところですが、本冊子に準じて島唄と表記します)を通じて奄美の方言を学ぼうというものです。
 北大島から4曲、南大島から3曲、喜界島が4曲、徳之島が3曲、沖永良部島から5曲、与論島が1曲、収録されています。
 ナビゲーターとしてケンムン(冊子ではケィンムン)が登場しますが、これも1ページを使って他の地域の仲間も紹介されています。
 方言の基礎知識もきちんとしていますし各唄の歌詞の解説には日本の古典に表記されている似た言葉の説明もあり、大人が読んでも勉強になりそうです。

 より子供たちに親しんでもらうためと思いますが、最後の章には「現代歌を島々方言にしてみよう」というのがあり、子供たちに馴染みのある童謡やアニメのテーマソングを各島々の方言に訳していて、これがなかなか面白いですよ。(目次と実際のページのタイトルが違っています。実際のページでは「共通唄方言版一覧表」とありますが、多分「現代歌方言版一覧表」でしょう。)
 元々のタイトルや歌詞は無く、イラストでヒントが書いてありますが、何度か読んでようやくわかる歌もありました。
 子供たちが方言歌詞でこれらの歌を歌うと方言を覚えやすいでしょうね。

コメント

  1. […] This post was mentioned on Twitter by 貴志卓二. 貴志卓二 said: RT @mizuma: ブログ更新: 冊子:島唄から学ぶ奄美のことば http://www.amami.com/blog/?p=637 […]

タイトルとURLをコピーしました